


1975年9月14日。沖縄の生活文化を表現する第一回沖縄青年の祭りが 大正区の千島グランドで開催された。 当時、沖縄の文化やエイサーなどの踊りを表に出すことは、差別の温床となり、 同郷人からも「恥知らず」と罵られた。 沖縄出身者に対する企業や社会の目は冷たく、そのような不当な差別的な 扱いへの怒りは、自殺や犯罪という最悪の方向へと向けられた。 そのような中で私達の先輩は祭りをやめるどころか逆にそれらの怒りを祭りへの エネルギーに変えた。 はじめは、観客などほとんどいなかったが、それでもみんなの生命は輝いていた。 みんなの笑顔もはじけていた。エイサーがうまいという感動の拍手はない。 でも堂々と演舞をするその姿には自信と誇りがみなぎっていた。 そこから、生きる希望を見出す青年もいた。明日への活力を生み出す青年もいた。 会場には、いつの間にか見知らぬ顔のオジィやオバァ、そして見るからに ウチナージラー(沖縄顔)の青年がひな壇〈客席〉の上からのぞいていた。 エイサーの音楽や太鼓の音に引き寄せられてきたのだろうか?。 遠くで見ていたオバァが近づいてきた。しわくちゃの顔には涙が光っていた。 これが、祭りの魂となった。これが私達の原点である。 この日から29年が経過し、沖縄青年の祭りはエイサー祭りとなり、 後を引き継いだ私たちは知らず知らずのうちにブームの波に飲み込まれ エイサー祭りは沖縄好きの大和人の格好の見世物になり、その魂はぼやけてしまった。 「いきづまったら原点に返れ!」という言葉がある。私はその原点に帰ろうと思う。 本年、第30回目の祭りを記念イベントとして9月12日を中心に行う予定であるが、 その内容については第一回の祭りの原点を踏まえた上で、これまでのエイサー祭りの 枠を超えたものを現在模索している。 私は祭りには魂が必要であると思う。関西における私達のエイサー祭りと 沖縄で行われるエイサー祭りとではその開催される経緯も違えば、意義も異なる。 したがって、それを見に来る本土のウチナーンチュと沖縄のウチナーンチュの思いも おのずと違ってくる。当然、演舞する側の思いも違うのではないかと私は思う。 第30回目の祭りは、沖縄のウチナーンチュと本土のウチナーンチュ、さらに、 虐げられて死んでいった先人たちの魂(マブイ)の文化と、日本文化たる大和魂とが ぶつかり合う「魂と魂のガーエー祭り」になればと個人的には思う。 がじまるの会 島尻浩喜





綱の長さ85メートル、重さ5トン。「綱・美ら・エイサー祭り」の大綱曳で 使われる大綱のサイズである。オス綱・メス綱による大綱曳は、日本国内 では沖縄でしかみることができない非常に珍しい綱曳である。その大綱曳き が、大阪は大正区で開催されることになった。 大綱の出身地は、沖縄県の与那原町(ヨナバルチョウ)、与那原町は、沖縄本島 南部東海岸に位置している。天然ヒジキの採れる場所として知られているほ か、与那原大綱曳があることででも有名である。 沖縄全島に伝承される綱曳は、昔から、エイサーとともに沖縄の人々に 親しまれてきた。オス綱(東)・メス綱(西)で東西に分かれて引合う大綱 曳は、全島あげてのイベントである。ウチナー(沖縄)の熱狂的なチナムシ (綱曳狂)ならずとも、思わず気合いが入ってしまう。 沖縄の綱曳は、五穀豊穣・琉球王国の安泰・民衆の繁栄を神に感謝し祈願 するため、尚永王(ショウエイオウ)(1573年〜1588年)の時代に始まったといわれ る。尚永王は、第二尚氏・六代目の琉球国王である。尚永王といえば、守礼之 門にもゆかりがある。 首里城(シュリジョウ)の入り口にある守礼之門を見上げると、「守禮之邦(シュレイ ノクニ)」と書かれた扁額(ヘンガク)が目につく。 あの扁額を掲げたのが尚永王である。守禮之邦とは、「礼を守る国」という 意味で、「礼」は、中国伝来の儒教精神の要(カナメ)であった。中国皇帝の命 を受けて、北京から福建、さらにはるばる海を越えて琉球へ赴いた皇帝使節 団は数百人に及んだ。琉球王府は、中国皇帝の使節団に敬意を示すために あの扁額をかかげたのであろう。琉球国王の世子(次の琉球国王)は、扁額 の掲げられた守礼之門の下で諸役人を従え、使節団の一行を丁重に出迎えた という。いつの世も平和を愛し、争いを好まないウチナーンチュ(沖縄人)。 ウチナーンチュにとっては、来琉する異国の人々を心から敬い、深い情を もって迎え入れるということがごく自然なことであった。くったくのない 沖縄人の笑顔は、長旅で疲れた異国の人々の身心を癒すのに十分であったに 違いない。同じように、「沖縄伝統の大綱曳を関西で」という試みもまた、 平和を愛してやまないウチナーンチュの心意気のあらわれである。 さて、沖縄の大綱曳には、意外な裏話が隠されている。日本国中どこを探し ても見あたらない沖縄のオス綱・メス綱の大綱曳。その大綱曳が、何と、 朝鮮半島の南部地域に存在していたのである。さらに、朝鮮半島南部の大綱曳 は、何から何まで沖縄の綱曳とそっくりだというのである。綱曳研究者小野 重朗氏は、「沖縄の大綱曳は、もともと朝鮮半島南部にあったオス綱・メス綱 の大綱曳が、交易を通じて沖縄にもたらされたものである」と語っている。 沖縄が東アジア諸国を相手に交易を展開していた時代、朝鮮半島南部から 東シナ海を渡って沖縄に伝来した大綱曳。以来大綱曳は、沖縄への薩摩侵略、 および第二次世界大戦などの激動の時代をくぐりぬけ、名もなき民衆の手に よって今日まで伝承されてきた。苦難の嵐をものともせず生き延びてきた大綱 曳が、21世紀の東シナ海を越え、大阪の大正区にやってくる。大正区で開催さ れる沖縄の大綱曳が、国と国、人と人、心と心、さらには地球上にあるすべて のものを結びつけてくれることを心から期待したい。 新屋敷 恒(あらやしき こう)
兵庫県沖縄県人会の機関誌
大綱 担ぎ手・曳き手募集 「大綱曳き」の担ぎ手を募集しています。六尺棒担当約55人。 綱担ぎ棒担当約225人。そして綱は約1000名で曳き合います。 本土ではめったに味わえない沖縄の伝統ある与那原大綱曳きを、 この機会に大阪で曳いてみませんか。
ボランティアスタッフ募集 「綱・美ら・エイサー祭り」を一緒に盛り上げませんか。 会場設営、会場整理、場内清掃など、ボランティアスタッフとして 参加していただける方を募集しています。 担ぎ手・曳き手・ボランティア各募集のお問い合わせは 運営事務局までよろしくお願いします。
綱・美ら・エイサー祭り運営事務局(関西沖縄文庫内) 問合せTEL/FAX 06-6552-6709 担当委員 金城 馨(カオル)、米須 弘、島尻 浩喜、中村 和文
まだ全体の詳細は決まっておりませんが随時情報をUPして いきますので今暫くお待ち下さい。 決まりしだいUPしますので暫くお待ち下さい。管理人 今年の出演団体及び演舞(予定)、プログラム●協賛・後援・協力 各種団体 後援 大正区沖縄県人会 大阪沖縄県人会連合会 沖縄県人会兵庫県本部 沖縄県大阪事務所 (財)沖縄観光コンベンションビューロー大阪事務所、 (財)大阪観光コンベンション協会 大阪商工会議所 ●協賛 (株)第一港運 (株)ゆいまーる沖縄 ●協力 大正区 大正区小中高各学校関係 与那原大綱を送る会(沖縄)
1。開会の挨拶・・・・・・・司会 2。開会式・・・・・・・・・参加団体全員 3。実行委員長挨拶・・・・・米須 浩 4。与那原町長挨拶・・・・・新垣 信一 大正区長挨拶・・・・・・西村 東一 5。出演団体紹介・・・・・・司会 6。締太鼓エイサー・・・・・名桜エイサー(沖縄・名桜大学) 7。子供エイサー・・・・・・大正子供エイサー団(大阪) 8。子供エイサー・・・・・・西成でいごの会(大阪) 9。締太鼓エイサー・・・・・東京沖縄県人会青年部(東京) 10。締太鼓エイサー・・・・・沖縄かりゆし会(大阪) 11。清ら祭りでーびる・・・・みんなで清掃タイム 12。唐手演武・・・・・・・・名嘉道場(大阪) 13。締太鼓エイサー・・・・・平敷き屋エイサーたもつ(奈良・大阪) 14。締太鼓エイサー・・・・・琉響伝(大阪) 15。三線ライブ・・・・・・・大正沖縄子供三線会(大阪) 16。三線ライブ・・・・・・・関西沖縄文庫・三線会(大阪) 17。クイチャー・・・・・・・踊ぅてぃ遊ばな〜みんなで 18。清ら祭りでーびる・・・・みんなで清掃タイム 19。ライブ・・・・・・・・・ジェット(沖縄) 20。フォークライブ・・・・・佐渡山 豊(沖縄) 21。大綱曳き・・・・・・・・与那原有志指導 みんなで曳う 22。締太鼓エイサー・・・・・京都琉球遊ゆう会(京都) 23。締太鼓エイサー・・・・・愛知琉球エイサー太鼓連(愛知) 24。締太鼓エイサー・・・・・がじまるの会(大阪)レキオ(宝塚) 文庫三線会手踊り隊(大阪) 25。締太鼓エイサー・・・・・名桜エイサー(沖縄・名桜大学) 26。カチャーシー・・・・・・踊ぅてぃ遊ばな〜みんなで 27。閉会の挨拶・・・・・・・主催者代表 11:00開始〜19:33閉会 以上はあくまで予定ですのでご了承下さい。
「綱・美ら・エイサー祭り」賛同・協力金カンパのお願い 「大綱曳き」は、準備、協力者の人数、参加者数、資金などいずれをとっても 今までの祭りよりは規模が大きくなります。 そのうえ与那原大綱曳き実行委員会から50名、名桜大学エイサー隊50名、 屋部若獅子会50名が参加しますので多額の旅費、宿泊費が必要になりますが、 多くの沖縄関係諸団体・個人が力を合わせ自主的、主体的に開催・運営し 成功させたいと思います。 以上の趣旨にご理解いただき関西での初めての「大綱曳き」を成功させるため 下記の要項にての賛同・協力金カンパをよろしくお願いいたします。 綱・美ら・エイサー祭り実行委員会 関西沖縄青年の集い・がじまる会
記 賛同協力金カンパ 1口 千円 個 人 1口以上 団体・企業 5口以上 郵便振込口座番号: 00920-4-266277 加入者名(口座名): 関西沖縄文庫 問い合わせ先:綱・美ら・エイサー祭り運営事務局(関西沖縄文庫内) 〒551-0011 大阪市大正区小林東3丁目13-20 Tel/Fax 06-6552-6709 担当委員 金城 馨、米須 弘、島尻浩喜、中村和文
●「エイサー祭り」の運営は皆さんのカンパでまかなって ますが毎年、規模が大きくなるにつれ費用も多大になって きました。会場入口の受付でカンパを募ってますので 皆さんの暖かいカンパも宜しくお願い致します。m(_ _)m そして、入り口で「エイサー祭り」のパンフレットを\○○○(未定)で 販売してます。それにはプログラムと各団体の紹介や エイサーへの思いとか関西の数多くの沖縄料理店の広告が 有りますので読み応え見応えの内容です。売上金は祭りの 運営資金に充当します。資金難でもあり皆様のご協力を 宜しくお願いします。 ●毎年、多くの参加者、見学者の増加に伴いゴミの出かたも 大変な量になってきました。運営はボランティアでやって ますがゴミの回収、分別に翌日まで毎年かかっています。 大変な労力と費用です。 プログラムの合間合間に「美ら祭り」(清掃タイム)の時間が 有りますからそこで、皆さんにご協力とお願いですが身の周りの ゴミの回収と分別を心がけて頂きますよう宜しくお願い致します。 エイサー祭りは環境に優しい運営を目指しています。